研磨装置
概要・特長
「ブロワ式」とは
当社のブロワ・ブラストは、ルーツブロワを利用した、コンプレッサー式より、電気代を大幅削減できるブラスト機です。
また、ギア・小物鋳造・円柱小物の多量処理や長物ワーク、複雑形状処理などの研磨を、自動化することが可能です。
方式別での比較
直圧方式
メディアを空気の通路に落とし
噴射する方式
- 特長
- 安定した加工が可能
- 重い投射材(金属)でも使用可能
- インバーターで風量調節が可能なため、加工の幅が広い
- コンプレッサー式直圧方式に比べ、低圧なので、タンク構造が簡単
吸引方式
空気とメディアを別々のホースで吸引、
混合して噴射する方式
- 特長
- 粒子を吸引しているため、脈動が発生する
- 重いメディア(金属)を使用できない
- 風速の調整はノズル径でしか行えない
インペラ方式
高速回転することでメディアを
打ち付けて加工する方式
- 特長
- 重いメディア(金属)しか使用できない
- 大量投射ができる
処理別での比較
特長
重いメディアの投射が可能! インバーターで高速・低速が思いのまま。 電気代が同じで多ノズル化OK。
当社のブラストはブロワ式を採用しております。
低圧のため「弱い」イメージがあるブロワ式ですが、実際はコンプレッサー(吸引式)と同等の能力を持ち、省エネ・効率の面から、エアーブラストとして最適と言っても過言ではありません。
コンプレッサー式に比べ同じ電気量で、ノズル数を増やせますので、処理時間を短縮することが可能です。
-
1オールインワンで
省スペース型ブロワ 集塵機、操作盤などの付帯機器類はすべて装置に内臓。三相200Vさえあれば、使用が可能です。
-
2投射材の選定+風速の変化で
調整範囲が広い -
ルーツブロワは電動式送風機のためインバーター制御による噴射風速の設定が自在に出来ます。
-
3粗い番手のメディア+低風速で
メディアも長い寿命に -
また同じメディアでも風速が変われば仕上がりを変えられます。
-
4金属系メディアOK、部分投射OK、
鋳物部品のバリ取りに最適 -
部分的にバリを除去したい時など、インペラ式より効率よく処理。精密備品の微細バリ取りでは、表面を必要以上に粗さずバリだけ除去が可能です。
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5電気代が同じで多ノズル化、
時間短縮 -
コンプレッサー式に比べ、同じ電気量でノズル数を増やせるので、処理時間を短縮することが可能。
製品情報
- 手動小型機 AB1型
- 200V電源のみで使用可能オールインワン
- ブロワ、集塵機能、操作盤などの付帯機器が全て装置に内臓
- 容易な研磨材交換ワンタッチ構造。レバーの開閉で研磨材タンクを着脱
- 空気量の制御が容易な直圧方式のため、あらゆる研磨材が使用可能で、様々な加工に対応
- 機能追加・サイズ変更OK
仕様概要
設置形式 | AB-1型 | |
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エアー源 | ルーツブロワ | AC200V 50/60Hz 2.2kW |
ON-OFF | フットペダル式 | |
ブラスト | ノズル | 10φ セラミックス×1本 |
研磨材タンク | 3リットル | |
研磨材供給 | ボールバルブ式タンク標準 | |
室内照明 | LED防塵型照明 | |
外形寸法 | 幅 | 1000mm |
奥行き | 800mm | |
高さ | 1700mm | |
キャビネット | 幅 | 800mm |
奥行き | 600mm | |
高さ | 800mm | |
扉 | 正面 | 564mm×564mm |
SS製 総重量 | 250kg |
この装置を使った事例を見る | |
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省エネルギー化 | 黒皮(酸化スケール)除去 |
研磨メディア Lappinを使用 | メディアを使用しない研磨方法 |